| v4.11 | リリース |
カミレス独自の申請レコード一覧画面(カスタムレコードリスト)について説明します。Salesforce標準のレコードリストの制約を超えて、柔軟なレコード表示とカスタマイズが可能になります。
1. 概要
申請レコードの一覧を表示するためのLightning Webコンポーネントです。リストビューマスターで設定した条件に基づいて、レコードを表示します。
1-1. ユースケース
従来のSalesforce標準レコードリストでは、以下のような課題がありました。
- 表示のカスタマイズが制限される
- フィルタリングやソートの柔軟性が不足
- 項目表示の制御が困難
- ユーザーによるレイアウト変更を防げない
カスタムレコードリストは、これらの課題を解決するために開発されました。
2. 主な機能
2-1. 検索・フィルタリング機能
取得した全項目を対象に、キーワードによる部分一致検索が可能です。
※注意:表示されていない項目(IDなど)も検索対象に含まれます。
2-2. ソート機能
各項目のヘッダーをクリックすることで、その項目を基準にソートできます。
- 初回クリック:昇順(NULLS LAST)
- 2回目クリック:降順(NULLS FIRST)
- 3回目クリック:ソートなし
- 4回目以降は昇順に戻る
2-3. 表示条件の設定
リストビューマスターにSOQLのWHERE句を記述することで、表示するレコードの条件を設定できます。
詳細はリストビューマスターを参照してください。
2-4. 権限セットによる制御
リストビューマスターごとに、どの権限セットを持つユーザーが利用できるかを設定できます。
2-5. 表示項目のカスタマイズ
- 参照先オブジェクトの項目も表示可能
- 項目の初期幅(比率)を設定可能
- ユーザーが項目境界をドラッグして幅を調整可能
2-6. スタイルのカスタマイズ
カスタムCSSクラス(custom_record_list-○○、custom_record_list_table-○○)を使用してスタイルをカスタマイズできます。
3. コンポーネントの設定
3-1. コンポーネント名
customRecordList
3-2. プロパティ一覧
|
プロパティ名 (変数名) |
型 | デフォルト値 | 説明 |
| Object Name | String | docutizeform__InputData__c | 表示するオブジェクトを指定します。空の場合、全オブジェクト用のリストビューマスターが使用されます。 |
| Is List View Selectable | Boolean | true | ユーザーがリストビューを切り替えられるかどうかを指定します。falseの場合、Default List View Nameで指定したリストビューが固定で使用されます。 |
| Default List View Name | String | - | 初期選択されるリストビューマスターの表示名を指定します。 |
| Max Component Height | Integer | - | コンポーネントの最大高さ(ピクセル)を指定します。指定しない場合、画面全体の高さになります。 |
3-3. Experience Cloudサイトへの配置
エクスペリエンスビルダーを使用して、ページに「customRecordList」コンポーネントを配置し、上記のプロパティを設定します。
4. 使用方法
4-1. リストビューの選択
コンポーネントのプロパティ「Is List View Selectable」がtrueの場合、画面上でリストビューを切り替えることができます。
権限セットによって、選択可能なリストビューが制限されます。
4-2. 検索
画面上の検索ボックスにキーワードを入力することで、表示されているレコードをフィルタリングできます。
4-3. ソート
各項目のヘッダーをクリックすることで、その項目を基準にソートできます。クリックするごとに、昇順→降順→ソートなし→昇順...と切り替わります。
4-4. 列幅の調整
各項目のヘッダー境界をドラッグすることで、列幅を調整できます。
5. 注意事項
5-1. Max Component Heightについて
Max Component Heightプロパティを空にして画面全体の縦スクロールを出さないようにする動作は、このコンポーネントを単体で使用する場合のみ正しく機能します。
他のコンポーネントと併用する場合、縦スクロールが出ないようにした結果maxHeightが0になる可能性があります。
また、このコンポーネントをExperience Cloud上に配置する場合、コンポーネントの左右に余白があると「Max Component Heightプロパティを空にして画面全体の縦スクロールを出さないようにする動作」が機能しません。機能させるには、Experience Cloudの設定で最大ページ幅を設定しない状態にして、このコンポーネントを幅いっぱいに表示する必要があります。
5-2. 検索対象について
検索機能は取得した全項目を対象とするため、表示されていない項目(IDや参照レコードIDなど)も検索対象に含まれます。