ソアスク連携とは、以下の図のように任意のレコードの項目の値が入力された状態の入力フォームを作成する機能です。
ソアスク連携を利用することで氏名や住所、連絡先などの個人で入力内容が変わる入力欄をあらかじめ入力された状態にすることができます。
ソアスク連携を利用するには、以下の手順を踏む必要があります。
- ゲスト申請画面セットアップ手順
- ソアスク連携セットアップ1 複合鍵とパラメーターの設定
- ソアスク連携セットアップ2 フローの作成・配置
- ソアスク連携セットアップ3 共有設定の変更
- プリセット種類 ソアスク連携
ソアスク連携が上手く動作しない場合はこれらの手順を今一度確認しなおしてみてください。
使用方法はこちらのページをご確認ください。
フローはフォームテンプレート毎に作成する必要があります。
もくじ
1. フローの作成
1-1. フローの新規作成
Salesforceで設定を開き、クイック検索に「フロー」と入力して検索します。
フロー画面の右上「新規フロー」ボタンをクリックします。
画面が切り替わり、新規フローというモーダルが表示されるので右側の「最初から開始」をクリックします。
種別の選択では「画面フロー」を選択し、右下の「作成」ボタンをクリックしてフローを作成します。
1-2. リソースの作成
要素を選択の左にあるボタンをクリックすると現れるツールボックスにある「新規リソース」ボタンをクリックします。
レコードId、帳票名、メールアドレスの3つのリソースを作成します。
起点となるオブジェクトのレコードId
このフローを起動する時の起点となるオブジェクトを設定します。
以下画像のように設定をしてください。
このリソースのAPI参照名は大文字小文字含めてSalesforceのフローの仕様で決まっています。
API参照名は必ず「recordId」としてください。
詳しくは、recordId の作成を参照してください。
オブジェクトは起点となるオブジェクトを記載してください。
今回は商談オブジェクトを起点としています。
ソアスク連携を使用するフォームテンプレートの帳票名
ソアスク連携を行うフォームテンプレートの帳票名のリソースを作成します。
帳票名はフォームテンプレートから確認ができます。
レコードId同様に、新規リソースを作成します。
「値」の欄に「帳票名」を記載してください。
メールアドレス
メールアドレスは定数でも変数でも問題ありません。
下記画像では定数にしています。
左のツールボックスに今作成したリソースはありますか?
存在していればこれでリソースの設定は完了です。
1-3. 新規アクションの追加
フローのプラスボタンをクリックし、「アクション」を選択します。
右側にアクションが伸びてきます。
「カテゴリ」の右端▽から「種別」を選択します。
「Apex」を選択します。
表示されていない場合は、一度保存を行い画面をリロードをお試しください。
「docutizeform__EncryptParameterController」を選択します。
表示ラベルとAPI参照名を入力します。
任意の値で問題ありません。
1-4. アクションの入力値を設定
アクションの入力値には、最低限documentName、Id1、mailAddressを入力する必要があります。
1-2. リソースの作成 で作成したリソースを入力していきます。
documentNameはリソース名「dosumentName」を選択。
Id1はリソースで設定したレコード変数「recordId」を選択後、そのまま「Id」と入力。
画像のような表示になれば問題ありませんが、上手くいかない場合は「{!recordId.Id}」と記載してください。
メールアドレスはdocumentName同様に先ほど作成したリソース「email」を選択します。
上記画像のように設定後、保存をしてください。
右上の有効化ボタンをクリックしてフローの有効化をします。
これでフローが完成しました。
2. フローの配置
1. フローの作成 で作成したフローをレコードページに配置していきます。
ボタンにして配置するので、アクションボタンの作成から行います。
2-1. フローのアクションボタンの作成
Salesforceのオブジェクトマネージャーから起点となるオブジェクトを開いてください。
今回は商談を例としているので、オブジェクトマネージャーから商談オブジェクトを開きます。
左の「ボタン、リンク、およびアクション」クリックして、右上の「新規アクション」をクリックします。
下記画像のように設定して保存します。
表示ラベルや名前は任意です。
表示ラベルは任意のオブジェクトに配置するボタンのラベルになります。
アクション種別をフローにすると、先ほど作成したフローがプルダウンに表示されます。
作成したフローが表示されない場合はフローが保存されているか、有効になっているかをご確認後に画面リロードもしくはアクションの作成し直しをお試しください。
これでアクションボタンが作成できました。
2-2. フローのアクションボタンの配置
次は 2-1. フローのアクションボタンの作成 で作成したアクション種別がフローのアクションボタンをレコードページに配置していきます。
左から「ページレイアウト」に移動し、配置したいページレイアウト名をクリックします。
画像では「Opportunity Layout」を選択しています。
「モバイルおよびLightningのアクション」にある 2-1. フローのアクションボタンの作成 で作成したアクションを、
「SalesforceモバイルおよびLightning Experienceのアクション」までドラッグ&ドロップします。
確認
起点となるオブジェクトのレコードページを開き、右上に配置したボタンが表示されていればOKです。
このボタンの配置は、2-2. フローのアクションボタンの配置の最後のステップでボタンを挿入する位置によって変わります。画像の位置にない場合は▽ボタンをクリックし、ボタンがあるかご確認ください。
次のステップ >> ソアスク連携セットアップ3 共有設定の変更