関連設定やレイアウトの表示条件で複雑な条件を指定したいとき、条件式型を活用できます。
■条件式設定
■設定方法
- 入力欄の「基本設定」タブの「型」で「条件式」を選択
- 同タブの[設定]ボタンを押下
- 「条件式設定」フィールドに条件式を入力
■条件式の値
条件式の値(演算結果)はtrueかfalseになります。
条件式に数値型の変数がある場合、フォーム上でそれらすべてに値が入るまでの間は条件式の演算が行われないため、真偽値が定まらず、値はunresolvedとなります。
true、false、unresolvedはテキスト型で保持されています。
そのため、保存先設定ではテキスト型の項目を指定してください。
■条件式で扱える値
- 変数(フォーム上の値)
条件式内の波括弧で括られたものが変数です。
入力欄の型と条件式で扱われる型に違いがあるものがあります
条件式に扱える同レイアウト入力欄の型とそれぞれが条件式内で扱われる型、得られる値については、以下表のとおりです。
入力欄の型 | 型 | 値 |
---|---|---|
テキスト | テキスト | 入力されたテキスト |
数値 | 数値 | 入力された数値 |
チェックボックス | チェックボックス | trueまたはfalse |
ラジオボタン | テキスト | 選択された値 |
選択リスト | テキスト | 選択された値 |
日付 | 日付 | 選択された日付 |
数式 | 数式設定で「文字列結合」がチェックされている場合は文字列、それ以外では数値 | 計算された値 |
関数 | 関数の「返却値の型」で設定した型 | 計算された値 |
扱われる型によって値がどのような形式となるのかについては以下の表のとおりです。
型 | 備考 |
テキスト | ”(ダブルクオーテーション)で囲われた形式 |
数値 | 数値(ダブルクオーテーション無し) |
チェックボックス |
trueまたはfalse(ダブルクオーテーション無し) |
日付 |
"yyyy-MM-dd"の形式 |
- 変数以外
変数以外で使用できる値は以下表のとおりです。値 備考 "または'で囲った文字列 例: "東京都" 数値 - trueまたはfalse -
■条件式で扱える演算子
- 算術演算子
数値同士の演算に使用できます。演算子 意味 + 加算 - 減算 * 乗算 / 除算 % 剰余
- 比較演算子
数値や文字列の比較に使用できます。演算子 意味 < 左辺が右辺より小さい <= 左辺が右辺以下 == 左辺が右辺と同値 >= 左辺が右辺以上 > 左辺が右辺より大きい != 左辺が右辺と同値でない
- 論理演算子
真偽値の演算に使用できます。演算子 意味 || または && かつ ! 否定
■条件式の設定例
- 「チェックボックス1」と「チェックボックス2」のどちらにもチェックが入っているとき
{チェックボックス1} == true && {チェックボックス2} == true
または
{チェックボックス1} && {チェックボックス2}
- 「都道府県」(選択リスト型)が「東京都」か「大阪府」のとき
{都道府県} == "東京都" || {都道府県} == "大阪府"
- 「数値」(数値型)が20でないとき
{数値} != 20
■その他設定
■表示形式
帳票上に表示する形式を設定できます。
「表示形式」のプルダウンから変更できます。
■条件を満たさない場合エラーとする
「条件を満たさない場合エラーとする」にチェックを入れると、申請時に条件式の結果がfalseの場合に次のページへの移動や申請時にエラーを表示するようになります。
エラーメッセージの表示場所は条件式項目を配置した位置になります。(条件式項目自体は表示されません)
エラーメッセージは設計画面「入力規則」タブの「優先するエラーメッセージ」で変更できます。