承認マスターを作成する手順は以下のとおりです。
- カスタムメタデータ型レコードを編集する
- 承認マスタを作成する
1. カスタムメタデータ型レコードを編集する
Salesforceの設定を開き、クイック検索に"カスタムメタデータ型"と入力し、カスタムメタデータ型を選択してください。
すると、組織上に作成されているカスタムメタデータ型レコードの一覧が表示されます。
そこで、表示ラベルが"Approval Custom Setting"の行のレコードの管理をクリックしてください。
さらに、表示ラベルが"Setting"の行の編集をクリックしてください。
そうすると、承認カスタム設定の編集画面に遷移します。
ユーザが編集する項目は以下の2つです。
- 起点オブジェクト名
- 使用項目一覧
- InputData Fields(使用申請項目一覧)
起点オブジェクト名
起点オブジェクト名の初期値はUserです。
※現状の仕様では、この項目がUser以外の場合承認フロー機能は動作しません。
使用項目一覧
使用項目一覧は、承認マスターでユーザーを絞り込む条件に用いる起点オブジェクトの項目のAPI参照名を列挙します。上記の例では、Userオブジェクトの項目が列挙されています。
列挙する際は、必ずカンマ(,)区切りにし、末尾にカンマ(,)を付けないでください。
また、Idは承認フロー機能では必須なため、必ず含めてください。
InputData Fields(使用申請項目一覧)
使用申請項目一覧は、承認マスタでユーザーを絞り込む条件に用いる値に申請の値を用いるときに使用します。
使用する項目のAPI参照名をカンマ(,)区切りで列挙してください。
2. 承認マスターを作成する
承認マスタータブは、以下の権限セットを持つユーザーのみに表示されます。
- docutize Form User
- docutize Form Admin
Salesforceでカミレスを開き、承認マスタータブを選択します。
その後、新規ボタンを押すと以下のようなモーダルが出現します。
承認マスター名のみ必須項目となっています。
このモーダルに表示する項目は承認マスターのページレイアウトから変更することができます。
パッケージでは以下の4項目を表示しています。
承認マスター名
承認マスターの名称です。ここで設定した名前でレコードが作成されます。
開始日時
承認マスターが有効になる日時を設定します。開始日時前の承認マスターは承認申請時に選択する事はできません。
また、開始日時を空にすると、その承認マスターは終了日時まで常に有効とみなされます。
終了日時
承認マスターが有効ではなくなる日時を設定します。終了日時後の承認マスターは承認申請時に選択することはできません。
また、終了日時を空にすると、その承認マスターは開始日時以降は常に有効とみなされます。
説明
作成する承認マスターの説明を入力してください。
入力欄が編集し終わったら保存ボタンを押してください。
その後、承認マスターの編集画面へ遷移します。
以上で承認マスターの作成手順は終わります。
続き: 承認マスターを編集する